交通事故による賞与の減額
交通事故により会社を休まざるを得ず、そのことにより賞与の減額をされた場合、これは損害として加害者に請求できるでしょうか。
まず、給与所得者の場合、休業損害は、事故前の収入を基礎として受傷によって休業したことによる現実の収入 ...
残業代と名ばかり管理職
今回は、会社から管理職と言われている方の残業代について考えてみたいと思います。
よく一般に「管理職」は残業代が請求できないと言われます。また、実際にも、会社からは管理職手当を支給される代わりに残業代が支給されないケースが多 ...
勤務時間中のネットやメール
職場のパソコンでの私的のメールやネットの利用については,まず,使用者は就業規則等で禁止することができると解されています。
次に,就業規則等で禁止されていない場合については,過去の裁判例では,原則としては勤務時間中の ...
有給休暇と時季変更権
今回は、労働者の有給休暇と使用者の時季変更権の関係について考えたいと思います。
有給休暇とは、①6か月間または1年間継続勤務し、②全労働日の8割以上出勤することにより法律上当然に権利が発生する休暇のことをいいます( ...
従業員の経歴詐称と懲戒解雇
従業員が採用時に提出した履歴書等の応募書類に記載した学歴や職歴等を詐称していたこと、または採用面接時の虚偽申告をしていたことが、入社後に判明した場合、会社はどのよう対応を取ることができるのでしょうか?
多くの企業で ...
労働者の「試用期間」について
企業では,労働者を採用する際に,3~6ヶ月程度の試用期間を設けることが多く行われています。
試用期間とは,「試用」ないし「見習い」期間として,その期間の労働者の業務において能力及び適格性を評価し,本採用をするかどう ...
労働者のタイムカードの不正打刻について
多くの企業では、出退勤を機械的に記録管理するものとして、タイムカードが使用されています。
そうした場合に、労働者が他人にタームカードを打刻させる、実際の労働時間と異なる時間にタイムカードを打刻する等、労働者の有利に実際の出 ...
従業員の引き抜き行為
他の企業に勤務している者を当該企業から退職させ、自分の企業に雇い入れた場合、その態様によってはいわゆる「引き抜き」(ヘッドハンティング)を行ったことになります。
このような「引き抜き」行為は法的に許されるのでしょう ...
勤務不良の社員の解雇
労働者の勤務態度が不良な場合に、使用者がその労働者を解雇することができるかについて考えてみたいと思います。
一般に、多くの企業では、就業規則において、「勤務態度が不良」を解雇事由として定めていることが多いと思われま ...
退職後の競業避止義務
企業を退職した従業員に対し,退職後も競合する他企業への転職や,同業種の企業を開業することを制限する場合があります。
従業員に課されるこのような制限は,一般的に競業避止義務と呼ばれています。
競業避止義務は, ...