嗚呼忠臣楠子之墓

2012年5月16日

当事務所は、神戸の湊川神社と旧西国街道をはさんで南西の向かいにあるビルに入居しています。

 

当事務所の窓からは、楠公さん(湊川神社)の全景を眺めることができます。

 

湊川神社は、皆さんのご存じのとおり、忠臣である楠正成を祀った神社です。

この神社は、明治天皇が正成公の忠義を後世に伝えるため、神社を創建するよう命じられ、明治2年に創建された比較的新しい神社です。

 

ところで、皆さん、この神社内に、有名な楠正成公の「墓碑」があるのをご存知ですか。

 

この墓碑は、1692年に水戸黄門で有名な水戸光圀が、楠正成公を称えて「嗚呼忠臣楠子之墓(ああちゅうしんなんしのはか)」という文字を書いて、刻ませたものです。

 

この墓碑の墓碑の建立によって、忠臣正成公の御盛徳が大いに広まるとともに、幕末勤王思想の発展を助け、明治維新への力強い精神的指導力となったいわれています。

 

この墓碑は、西国街道沿いに立てられているため、参勤交代でここを通る西国大名に勤王思想を植え付けたといわれています。

 

また、幕末から維新にかけて、頼山陽、吉田松陰、三条実美、坂本龍馬、、高杉晋作、西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允、伊藤博文等々は、みなこの墓前にぬかづいて至誠を誓い、国事に奔走したといわれています。

 

皆さんも、湊川神社に御参りに来られた際には、ぜひ一度、この墓碑も見学してください。

また、その際には、宜しければ、当事務所にもお立寄りください。