子どもの貧困対策法の成立!!
子どもの貧困を減らすため、生活が苦しい家庭の子どもに対する学習支援などの実施を国や地方自治体に義務づける「子どもの貧困対策法」が、先日の参議院本会議で全会一致で可決され成立しました。
この法律は,経済的に困窮する家庭で育つ子どもにも教育を受ける機会や文化的な生活を保障することで、「貧困の連鎖」を防ぐことを国の責務としています。
背景には、家庭の経済力によって高校や大学への進学率などに差が出ていることがあります。
そして,この法律では,子どもの貧困を減らすための対策を、国や地方自治体に実施するよう義務づけています。
具体的には、生活が苦しい家庭の子どもに対する学習支援や保護者の就労支援などの取り組みを定めた大綱を国が策定したうえで、大綱に基づいた対策を国や地方自治体が責任を持って実施するとしています。
また、関係閣僚による会議を設け、子どもの貧困状況や対策の実施状況を毎年公表するよう義務づけています。
家庭の経済状況や社会状況に関係なく,子どもは平等に,教育を受ける権利などを保障されるべきであり,それは,国や自治体の責務だと思います。
貧困の連鎖は断ち切らなければなりません!!