木村公一「裏方-プロ野球職人伝説」

木村公一著の「裏方-プロ野球職人伝説」を読みました。

この作家は、スポーツ、特に野球のノンフィクションの作家です。

 

この作品も野球に関するノンフィクションですが、特徴的なのが、選手ではなく、審判、トレーナー、スカウト、スコアラー、グラブメーカーなど、いわゆる裏方さんを主人公にして描いているところです。

 

プロ野球は選手だけでなく、こういった職人といえるような裏方さんに支えられているということがよくわかりました。

 

全体で短編7編で構成されていますが、野球というスポーツを違った視点から見ることができて、とてもおもしろかったです。

 

読みやすいですし、野球好きの人にはお勧めの小説です。