司法試験合格者数目標引き下げ

新聞によれば、政府は、5日、司法試験の合格者数の目標を現行の3000人から2000人に引き下げる方針を固めたとのことです。

 

司法試験の合格者数は、これまで2010年ごろに年間3000人を目標とする閣議決定があり、司法試験の合格者を増加させ、弁護士の人数はここ10年で1万8千人から3万人に大幅に増加しました。

この増加により、司法修習生の就職先が見つからないなどの問題も発生しています。

 

弁護士会からは合格目標者数の1500人への引き下げが提言されていました。

 

ただ、他方で、合格者数は、ここ5年ぐらいは2000人程度で頭打ちになっており、3000人には程遠い状況が続いています。

 

結局、今回の合格目標者数の2000人への引き下げは、現状に合わせただけであって、何の解決にもなっていないのではないでしょうか。

 

政府には、現状追従ではなく、司法修習生の給与貸与制やロースクールの定員割れや統廃合などの問題に抜本的に取り組む姿勢が求められていると思います。

 

皆さんはどう考えますか?