佐藤青南「ある少女にまつわる殺人の告白」

佐藤青南の「ある少女にまつわる殺人の告白」を読みました。

この作家の本は初めて読みましたが、この本は第9回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞に選ばれた作品です。

 

感想は、とにかくおもしろかく、今年読んだ本の中でもベスト5に入ると思います。

 

内容は、児童虐待を受けている少女と母親、虐待をする義理の父、そして児童相談所を巡る物語で、10年前の事件を掘り起こすというストーリーです。

 

悲劇的であまり救いのない物語ですが、児童虐待を扱った小説としては出来はいいと思います。

また後半からラストの展開も恐ろしく哀しいですが・・・。

 

小説としては、とてもおもしろいと思います。

皆さんにお薦めしますので、一度、読まれてはいかがでしょうか。