日本人の平均寿命

先日、2010年の日本人の平均寿命については、女性が86.30歳、男性が79.55歳と確定したと厚生労働省が発表しました。

5年前の前回調査より、女性は0.78歳,男性は0.99歳それぞれ延びたとのことです。

 

女性は26年連続で世界1位で、以下は香港(85.9歳)、フランス(84.8歳)、スペイン(84.6歳)が続くとのことです。

他方で、男性は香港(80.0歳)、スイス(79.8歳)、イスラエル(79.7歳)に次いで4位でした。

 

そして,65歳まで生存する人の割合は、男性が86.9%、女性が93.6%。

75歳まで生存する人の割合は、男性が72.1%、女性が86.5%となっているということです。

 

本当に長寿社会になったと実感しますね。

 

では,今後,どのくらい平均寿命が延びる可能性があるかということになれば,死因,特に3大死因と言われている悪性新生物(がん)、心疾患、脳血管疾患を克服できるかにかかっています。

 

例えば,3大死因に限ってみると、これを克服した場合の平均余命の延びは、65歳男性では6.30年、65歳女性では5.55年となり、75歳男性では4.83年、75歳女性では4.70年となるようです。

 

これほど,長寿になると,確かに年金財政が厳しくなるのも仕方がないのかもしれません。

このような長寿社会に合わせて、年金制度、福祉制度、働き方など社会の仕組みをもう一度考え直さないといけないのではないでしょうか。

 

いずれにしても、健康で長生きできるのが一番ですね。