作家の城山三郎の「鼠」を読みました。
これは、大正時代に総合商社として急成長した鈴木商店を描いた城山三郎の代表的な小説です。
鈴木商店は米騒動の祭に、米価高騰の黒幕として焼き討ちにあったのですが、この小説では、本当に米の買い占めを行っていたかを丁寧に描いています。
私は、最近、神戸にあった鈴木商店とその大番頭の金子直吉に興味をもっています。
なぜ短期間に大財閥に並ぶ程まで急成長し、またあっけなく潰れたのか・・・。
また、それを支えた金子直吉という人物はどのような実物であったのか・・・。
興味のある方は読まれてはいかがでしょうか。