佐々木譲の「廃墟に乞う」

佐々木譲の「廃墟に乞う」を読みました。

 

佐々木譲は、警察小説を多く書いている作家で、この本も北海道警察の警察官を描いた小説です。

この本は、題名の小説以外、5作品ぐらいの短編を収録した本です。

佐々木譲は、この本の題名である「廃墟に乞う」で第142回の直木賞を受賞しています。

この作家の有名な本としては、「笑う警官」や「警官の血」などですね。

 

 

この本のストーリーは、いずれも、捜査していた事件によって心身症となり、休職中の道警の捜査一課の刑事が、依頼を受けて事件を解決していくというものです。

いずれも事件を解決するのですが、必ずしもハッピーエンドではなく、いろいろと考えさせられます。

 

50~80ページぐらいの短編で構成されていますので、基本的に読みやすいですね。

結構、おもしろいので、お薦めします。