裁判とは~元裁判官からいただいた言葉~

今日、紹介する文章は、私のロースクール時代の元裁判官の教員が、裁判官時代に机の上にずっと置いて、いつも見て自らの心に刻み込んでいたという民法学者の我妻栄氏の言葉です。

 

「裁判をすることは、裁判官の全人格的創造の作用である。一面においては、法律の精神の技術についての正しい知識を持ち、他面においては、人世に対する深い洞察と温かい同情を身につけ、具體的な事件に当たってこれを渾然一體とする創造にこそ裁判の本質がある。」

 

 私も、現在、自宅の机の前に貼っていますが、裁判官には、本当にこうあって欲しいと思う重みのある言葉ですね。

 また、弁護士にも同じようなことが求められている気がします。