夏の節電

今年の夏の電力不足が叫ばれ、他方で大飯原発の再稼働が議論されています。

 

こうした中で、関西広域連合では、原発が再稼働をしないことを前提に、2010年度比で15%以上の節電目標を設定したとのことです。

 

昨年の実績を踏まえると、今年の夏は家庭で5倍、オフィスでは3倍の取り組みが必要だと言われています。

 

そして、関西広域連合では、主な節電メニューと効果を、家庭と産業・業務部門に分けて示しています。

例えば、家庭では、

①無理のない範囲でエアコンを消して扇風機を使う・・・節電効果が50%

②エアコン温度を28度に設定・・・10%

③不要な照明を消す・・・5%

④冷蔵庫を「強」から「中」に切り替え・・・2%

⑤使わない電気製品の電源を切り、プラグを抜く・・・2%

 

産業・業務部門では、

①照明を半分程度間引く・・・13%

②エアコンを28度に設定・・・4%

③LED照明に交換・・・85%

 

こうしてみると、節電は、足し算での少しずつの積み重ねが大事であり、私たちの身近な日常生活での少しずつの努力や意識改革が大切だというのがよくわかります。

 

ただ、他方で、意識改革や努力以外に、一気に電力需要を減らすことができる、正直これという画期的な手立てはないようですね。

 

私は、夏のピークの期間に、思い切って1週間ぐらい夏休み(国民の休日)を設定してはどうかと思います。

全国一斉が無理であれば、1週間ぐらいで交代でもいいと思います。

その分は、秋以降に土曜日などを出勤することで調整してはどうでしょう。

 

また、企業には、省エネ投資の補助金や減税をするとか、家庭には数年前のエコポイントを復活させて、省エネ家電やLEDを普及させるとかなども有効だと思います。

 

皆さんはどう思いますか?

いずれにしても今年の夏が涼しいことを祈りましょう!