ブラック企業とは!

最近、よく「ブラック企業」という言葉を耳にしますが、ブラック企業とはどのような企業のことを指すのでしょうか?

 

以前は、ブラック企業とは、反社会的企業(暴力団やそのフロント企業など)を指す言葉でしたが、現在では、労働者を酷使・選別し、使い捨てにする企業のことを指すようです。

 

このようなブラック企業は、 度を超えた長時間労働やノルマを課し、耐え抜いた者だけを引き上げ、落伍者に対しては、業務とは無関係な研修やパワハラ、セクハラなどで肉体・精神を追い詰め、戦略的に「自主退職」へと追い込むというようなことを行っていると言われています。

 

金融危機の影響で就職難が深刻化した2000年代後半から、こうした悪辣な企業をが増加し、その明確な定義はないものの、以上のような「合法か否か」の境目をはるかに超えた「劣悪な労働」「峻烈な選別」「非情な使い捨て」などが特徴で、企業規模や知名度とは関係なく、入社3年内の離職率の高さや社員の年齢構成(30~40代が極端に少ない等)が1つの指標とされています。

 

私は、このような労働者を人とは思わないような企業に強い憤りを覚えるとともに、まじめに働いている人の正当な権利を守っていくべきだと思います。

 

ブラック企業などの労働問題などでお悩みの方は、どうぞお気軽に当事務所までご相談ください。