2月2014

生命保険の受取人指定と相続②

今回は、この問題の2回目です。今回も事例をあげながら考えてみたいと思います。

 

Aさんは、自らを契約者兼被保険者、死亡保険金3000万円、保険金受取人を長男Bとする生命保険契約を締結していました。

その後、Aさんが亡くなり、法定相続人は長男Bと長女Cの二人です。

 

〔ケース2〕Aさんの財産は、受取人をBとする生命保険のほかは、中古マンション(時価800万円相当)のみです。この場合、Bは死亡保険金3000万円と中古マンションの持分2分の1を受け取り、Cは中古マンションの持分2分の1しかもらえないとすると、BC間に不公平が生じますが、CはBに対してどのような主張ができるのでしょうか?

 

この場合、生命保険金は相続財産ではありませんので、Cは遺留分減殺請求権をBに対して行使することはできません。

 

では、Bの受け取る保険金を特別受益として持ち戻しを求めることはできないでしょうか?

 

判例は、共同相続人の1人又は一部を受取人と指定した養老生命保険について、原則として特別受益に含めないとしつつ、おのことによって共同相続人間の不公平の程度が民法903条1項の趣旨に照らし到底是認することができないほど著しいと評価すべき特別の事情がある場合は、特別受益に準じて持ち戻しの対象となるとしています。

 

ただし、特別受益性が認められた場合であっても、被相続人が持ち戻し免除の意思表示をしているときはそれに従うことになります。

 

したがって、Aさんが持ち戻し免除の意思表示をしているか、仮に明確な意思表示をしていなくとも、諸般の事情を考慮してAさんに持ち戻しを免除する黙示の意思表示があっとと認められるのであれば、CはBに持ち戻しを求めることもできなくなります。

 

遺産相続や遺言などの法的な問題でお悩みの方はどうぞお気軽に当事務所までご相談ください。

 

 

生命保険の受取人指定と相続①

今回は、この問題について、事例をあげながら、2回に分けて考えてみたいと思います。

 

Aさんは、自らを契約者兼被保険者、死亡保険金3000万円、保険金受取人を長男Bとする生命保険契約を締結していました。

その後、Aさんが亡くなり、法定相続人は長男Bと長女Cの二人です。

 

〔ケース1〕Aさんに5000万円以上の借金があったため、BCとも相続放棄をしました。この場合、Bは、死亡保険金3000万円を受け取れるでしょうか?

 

このケースでは、保険金の受取人をBとしている場合は、この保険契約は「第三者のためにする契約」となり、Bは相続としてではなくBの固有の権利として保険金を受け取ることができます。

 

したがって、Bが相続放棄をしても、死亡保険金3000万円を受け取ることができます。

 

遺産相続や遺言などの法的なトラブルでお悩みの方は、どうぞお気軽に当事務所までご相談ください。

 

 

東野圭吾「カッコウの卵は誰のもの」

作家東野圭吾の「カッコウの卵は誰のもの」を読みました。

東野圭吾は推理小説作家で、テレビドラマなどで有名なガリレオシリーズなどが代表作です。

最近は非常に人気のsる作家の一人で、古本屋などではなかなか小説が手に入らないぐらいです。

 

この小説は、父娘ともスキーのトッププレーヤーの親子が実は本当の親子ではなかったということから起こる事件の謎を解いていくというストーリーです。

 

非常に読みやすく面白い小説だと思います。

お薦めしますので、皆さん読まれてはいかがでしょうか?

 

 

配偶者の不倫と離婚について

配偶者の不倫は、離婚原因となり、また、慰謝料請求の理由となります。

ただ、いずれの請求をするとしても、配偶者や不倫相手は、不倫(性交渉)を否定することが多く、証拠の有無が勝負の決め手となります。

 

今日は、この問題について考えてみたいと思います。

 

不倫を裁判所に認めてもらうためには、男女関係そのものの事実の記録(写真やビデオ)があれば一番ですが、少なくとも、①夫と相手の女性が、②二人で、③ホテルや個人の住宅に入り、④一定の時間を過ごした証拠が必要です。

 

「一定の時間」と言っても、ラブホテル等特殊な場所では数時間でも構いませんが、相手の住居では少なくても一泊することが必要でしょう。

 

性交渉の直接の現場を押さえることが必要であり、きわどい内容のメールのやりとりでだけでは「不倫」の証明としてては不十分です。

 

このような場合には、プロである興信所(調査会社)に依頼して証拠を収集するのが確実です。

ただ、興信所の料金は、最低でも20万円程度、調査の仕方によっては100万円を越えることもありますので注意が必要です。

 

離婚などの法的なトラブルでお悩みの方はどうぞお気軽に当事務所までご相談ください。

 

 

 

 

伊坂幸太郎「SOSの猿」

作家の伊坂幸太郎の「SOSの猿」を読みました。

 

この作家は、皆さんご存じのように最近非常に人気のある作家です。

私も結構好きで、多くの本を読んでいます。

 

伊坂ワールドといってもいいような独特のストーリー展開が特徴であり、おもしろいところですね。

ただ、この小説は、私には少し独特すぎて、あまりよくストーリーがつかめませんでした。

 

読みやすくはあるのですが・・・。

興味のある方は読まれてはいかがでしょうか。

 

映画「大統領の執事の涙」

土曜日に三宮の映画館で、映画「大統領の執事の涙」を見ました。

 

前評判が良さそうだったので、上映初日の夜に見に行きました。

 

ストーリーは、アメリカ南部の農園で人種差別の中で育った黒人が、ホワイトハウスの執事として7人の大統領に仕えるとともに、アメリカにおける黒人の差別の問題やその運動を描いています。

 

主演はアカデミー賞の主演男優賞を受賞したこともあるフォレスト・ウィテカーです。

 

前評判では、オバマ大統領も涙したということですが、黒人差別が身近でないこともあるのかもしれませんが、いい映画だとは思いますが、そこまでの感動はなかったですね。

 

でも、最後に主人公が黒人差別の問題に目覚めていくところや黒人差別と闘う運動家の息子と和解するところなどは良かったと思います。

 

評判のいい映画なので、皆さんもご覧になられてはいかがでしょうか。

 

 

雪の六甲山と氷爆!!

11日に六甲山を登って、氷爆を見に行きました。

 

朝JR住吉駅に9時半ぐらいに着いて、くるるんバスで住吉台まで行って、そこから「石切道」を登りました。

 

このコースは最初は簡易舗装された道を歩き、途中から山道になるのですが、基本的には歩きやすいコースです。

ただ、この日は標高が500mぐらいを越えたあたりから一面雪でした。

登りですので、アイゼンは持っていましたが、ダブルストックで上がってきました。

ほとんど休まずに一気に登りましたので、11時半ぐらいには六甲ガーデンパレスに到着しました。

そこで、昼食を取った後、紅葉谷から有馬温泉方面に下りて、氷爆を見に来ましたが、紅葉谷も雪一色でした。

さすがにアイゼンを付けて下りましたが、アイゼンを付けると快適です。

 

氷爆は概ね7割ぐらい凍っていましたが、壮厳でしたね。

氷爆は1年でも本当に寒い時期しか見れないので、良かったです。

   

過去にも来たことがありますが、一番良かったような気がします。

人も多かったですね。

 

2時過ぎには有馬に着いて「金の湯」で温泉に入り、その後、ビールを飲んで4時ぐらいには家に帰りました。

 

とても寒かったですが、ただ歩いていると空気がピーンと張った感じで気持ち良かったですね。

雪道を歩いていると自然と楽しきなってきて充実した一日でした!!

 

誉田哲也「ソウルケイジ」

作家誉田哲也の「ソウルケイジ」を読みました。

 

この作家は、竹内結子が主演でドラマや映画化された「ストロベリーナイト」で有名な作家です。

 

この小説も刑事川玲子シリーズで、刑事の殺人事件の犯罪捜査を巡る小説です。

結構、一転二転するストーリーで、おもしろかったですね。

 

ストロベリーナイトよりおもしろいような気もします。

 

お薦めしますので、皆さんも読まれてはいかがですか。

 

山歩き!

日曜日に家から近くの山を登りました。

 

今回は、須磨の離宮公園~栂尾山~須磨区水野町というコースを歩きました。

 

 

栂尾山は須磨アルプスの途中にある山で、須磨浦公園から高尾台を通って登るのですが、今回は違うルートで登りました。

須磨離宮公園は日曜日は無料開放だったのですが、この公園に入園するのは小学生以来で、何となく憶えていて、本当に懐かしかったですね。

そして、須磨離宮公園を通って栂尾山に登った後は、帰りは、須磨区の高尾台に行く途中の水野町の登山口に下りてきました。

 

この水野町の登山口は、これも子どもの頃、良くここから山に登った場所で本当に懐かしかったですね。

 

よく登っている山もコースが変わると、全く風景も変わり新鮮でした!!

今日は懐かしい中で、気持ちのいい汗をかけました。

 

 

祭祀財産承継者について

系譜(家系図)、祭具(神棚、位牌、仏壇等)、墳墓(墓石、墓地)といった祭祀財産は、一般財産と異なり、分割承継されずに、単独承継されることになっています。

 

そして、民法897条1項は、祖先の祭祀を主宰すべき者は、第一次的には被相続人の指定によって定め、第二次的には地方の慣習によって定めると規定していますが、それでも定まらないときは、家庭裁判所の審判によって定められます。

 

最近、祭祀財産承継者が高齢の場合に承継者と認められるかについて正反対の結論を出した裁判例があります。

 

一つは、被相続人の妻と長男が争った事案ですが、被相続人の死後、被相続人の位牌等は全て被相続人の妻が管理していること、祭祀を主宰する意思の堅固性及び継続性等を考慮すると、高齢(当時92歳ぐらい)であることを考慮しても、被相続人の妻が承継者として適任であるとして、裁判所が、被相続人所有の系譜、祭具及び墳墓の承継者を妻と定めました。

 

もう一つは、被相続人の実母と被相続人の実子が争った事案ですが、裁判所は、祭祀の将来的な継続性という観点からすれば、既に高齢の実母よりも実子の方が優っているのh明らかであるとして、祭祀主宰者として長男を指定しました。

 

当事者間の年齢差が考慮されたほかに、二番目の事案では、祖母亡き後は、承継者は孫たる被相続人の実子にはならず、祖母の長男(被相続人の兄)になることも祖母を承継者と認められない理由になったようです。

 

祭祀主宰者など相続を巡る法的なトラブルでお悩みの方は当事務所までお気軽にご相談ください。