介護施設での転倒事故について
最近、介護施設内や送迎中に、利用者である高齢者が転倒して骨折するなどの事故が増加しています。
まず、介護施設において発生した転倒事故によって生じた損害について、どんな場合でも介護施設側に賠償責任を ...
成年後見と任意後見について
近年、長寿社会を迎えて、高齢化に伴い判断能力が低下する高齢者が増加しています。
こうした中で、今回は、「成年後見」と「任意後見」について説明したいと思います。
まず、成年後見制度は、判 ...
労働者派遣法の改正について
労働者派遣法改正案が先日、衆院厚生労働委員会で採決され、自民、公明両党の賛成多数で可決され、今国会で成立する可能性が高くなりました。
今回の派遣法改正案は原則として最長3年と定められていた派遣労働 ...
市営住宅条例の暴力団排除条項についての最高裁判決
平成27年3月27日、最高裁判所第2小法廷は、西宮市営住宅条例のいわゆる暴排条項について、憲法14条1項及び22条1項に違反しない、との判決を下しました。
本判決では地方公共団体の条例の暴排条項の ...
職場のセクハラ!?
セクハラとは、職場において行われる性的な言動に対する労働者の対応により当該労働者がその労働条件等につき、不利益を受け、または性的な言動により就業環境が害されることをいいます。
そして、労働契約法5 ...
無断の離婚届について
夫婦で離婚の協議をしている際に、一方が無断で市役所などに離婚届を提出することがあります。
今回は、このような無断の離婚届の提出を防ぐ方法と提出された場合の対応などについて考えてみたいと思います。
不当解雇の金銭的解決制度の導入!?
先日、政府の規制改革会議が、裁判で不当と認められた解雇を、金銭補償で解決する制度の導入をめざす意見書をまとめたとの報道がありました。
内容は、解雇された労働者から申し立てがある場合だけに適用する制 ...
弁護士法23条の照会と回答拒否の損害賠償について
弁護士会照会制度とは、弁護士法第23条の2に基づき、弁護士会が、官公庁や企業などの団体に対して必要事項を調査・照会する制度です。
これは、弁護士が、依頼者の委任を受けて紛争を解決しようとするとき、 ...
面会交流の拒否と親権者の変更
先日、福岡家裁で、離婚などが理由で別居する親と子供が定期的に会う「面会交流」を巡って、父親が、親権者の母親が拒むため長男と会えないとして、親権者の変更を申し立てた家事審判で、父親の訴えを認め、親権者を父親に変更する決定を出したという報 ...
離婚後の子の「姓」の選択について
夫婦が離婚した場合に、子どもの「姓」は、どのようになるのでしょうか?
今日は、この問題について考えてみたいと思います。
まず、子の「姓」の変更については、民法791条がルールを定めてい ...