黒野伸一「限界集落株式会社」

作家の黒野真一の「限界集落株式会社」を読みました。

この作家の本は、初めてですが、本屋でみておもしろそうなので、買って読みました・

 

「限界集落」とは、過疎化・高齢化が進展していく中で、経済的・社会的な共同生活の維持が難しくなり、社会単位としての存続が危ぶまれている集落のことをいいます。

日本全国の中山間地域に点在し、自治体行政では大きな課題となっています。

 

この本は、都会から来た主人公が、集落の人々と交流する中で、集落の農業経営を立て直し、地域の活性化を図って行くというものです。限界集落の問題を正面から取り上げたうえで、そこで抱える様々な困難な問題に向かっていく姿を描いています。

 

こんなうまく行くのかという思いもありますが、なかなか痛快なエンタテイメントです。

有川浩の「県庁おもてなし課」をと少し似ているとことがありますね。

 

読みやすくて、なかなかおもしろい本ですので、皆さんにお薦めします!!