作家の歌野晶午の「世界の終わり あるいは始まり」を読みました。
この作家は、以前から名前は知っていましたが、作品を読むのは初めてでした。
スリーリーは、東京近郊で小学生の低学年を狙った誘拐殺人事件が多発する中で、自分の子どもがその犯人ではないかと疑い、迷い、苦しむ親を描いたものです。
子どもが犯人であった場合にどうなるか、人間の弱さや身勝手さ、親の責任などに揺れ動く心理を描いた作品です。
新しい切り口の作品で、一転二転するストーリーもおもしろいとは思います。
興味のある方は、読まれてはいかがでしょうか?