堂場瞬一「20(ニジュウ)」
作家の堂場瞬一の「20」を読みました。
この作家は、警察小説とスポーツ小説の両ジャンルで有名な作家です。
ただ、私はこれまでこの作家の警察小説は何冊か読みましたが、スポーツ小説はこの本が初めてでした。
ストーリーは、低迷続きで身売りの決まった名門球団が最後の本拠地での試合で、プロ初先発のルーキーが8回までノーヒットノーランを行っている中で、9回の3つのアウトを奪えるかを描いた小説です。
9回の20球の投球を巡る投手や味方選手、監督、相手の選手や監督などの思惑や心理状態などを一球一球描いています。
最初はおもしろいのかなと半信半疑で読み始めましたが、臨場感あふれる手に汗にぎるストーリーで一気に読み終えました。
野球好きの人にはお勧めの小説だと思います。