小林弘忠著「巣鴨プリズン」

小林弘忠の「巣鴨プリズン」を読みました。

この本は,東京裁判で,戦犯とされたA級,B級,C級の死刑囚と教誨師である花山信勝との交流を記述した本です。

 

戦犯の死刑に至るまでの葛藤と宗教家である花山氏との交流を事実や記録に基づいたドキュメンタリーです。

 

当時の世情や戦犯の心情などを描いたものとして,興味深く読みました。

東京裁判の本は,過去に何冊も読みましたが,裁判の後の死刑になる戦犯の姿ということでは,この本で,初めての事実に多く触れました。

 

興味のある方は読まれてはいかがでしょうか。