ホームロイヤー契約

皆さん、「ホームロイヤー」という言葉をご存じですか?

ホームロイヤーとは、あなた個人の顧問弁護士のことです。

 

今日は、日弁連が推進しているホームロイヤー契約について紹介したいと思います。

 

皆さんはかかりつけのお医者さんがいると安心なように、人生で起きる様々な法的問題を、決まった弁護士に、気軽に相談できたらいいと思いませんか?

 

問題が起きるたびに、違う弁護士に一から話をするのではなく、いつも同じ弁護士に相談できるので、安心です。あなたの気持、生活、情況にあった法的アドバイスが、スピーディに受けられます。

 

どんなことをどのくらいの頻度で相談するかは、ホームロイヤーとなる弁護士と自由に決められます。

 

多くは、月に1回、主に電話で、法律相談をします。

費用は、契約内容によりますが、大体1万円(消費税別)くらいが一般的です。

 

ホームロイヤー契約の利用方法としては、例えば、将来の判断能力の低下に備え、任意後見契約を弁護士と締結した場合、同契約の発効までに時間がかかります。

それまでに、ホームロイヤー契約を締結して、弁護士に日常的な相談をしておくと、あなたの意思・希望・生活状況が弁護士によく伝わり、将来の任意後見人としての活動がやりやすくなります。

また、任意後見契約を発効させるべき時期に、適切に任意後見監督人選任を申し立てることができます。

 

これからの高齢化社会を迎えるにあたって、高齢者の方も様々な法的なトラブルに巻き込まれたり、財産管理や相続・遺産などの問題にも直面します。

 

そういった時に、気軽に相談できるのが、ホームロイヤーであり、かかりつけ医(ホームドクター)の弁護士版です。

 

ホームロイヤー契約を考えておられる方は、どうぞ当事務所までお気軽にご相談ください。