百田尚樹「モンスター」

百田尚樹の「モンスター」を読みました。

この作家は、零戦パイロットの感動的な話を描いた「永遠の0(ゼロ)」や映画にもなった高校ボクシングを描いた「ボックス!」などで有名な作家です。

 

また、この作家は、以前は放送作家として、「探偵!ナイトスクープ」などのテレビ番組を手がけたという異色の経歴を持っています。

 

この作品は、醜い女性が整形手術により絶世の美女となっていくという話で、その美女になる過程と美女になってからの心の内面を中心に描いた小説です。

 

世の中からさげすまされながら、苦労して美しさを手に入れる一方で、それが必ずしも幸せとならないという、ある意味、悲しい話ですね。

この作家は、心の内面を描くのが上手な作家だと思います。

 

読みやすくて、そこそこ面白い小説です。