10月2013

秘密保全法案について

公務員の秘密漏えいに対する罰則強化などを盛り込んだ「秘密保全法案」が、臨時国会に提出される見込みです。

 

今日は、この法案について考えてみたいと思います。

 

この秘密保全法案では、守るべき秘密を(1)国の安全(2)外交(3)公共の安全と秩序の維持――の3つに分類しています。

 

そのうち、特に高度な秘匿が必要と認めた情報を「特別秘密」に指定し、外部に漏らした公務員や政治家らに罰則を科すことになっています。

 

罰則は、現行の国家公務員法の守秘義務違反よりも大幅に強化される見通しです。

 

だが、この秘密保全法には以前から、国民の「知る権利」の制約につながる——などという批判が出ていました。

 

この法案の主要な問題点としては、以下の3点が挙げられています。
(1)『特別秘密』の定義があいまい

(2)『特別秘密』を管理する人の問題

(3)罰則が重く、対象も広い

 

国家の機密情報が外部に流出することは国益に反する面がある一方で、マスコミや国民による国家の監視や知る権利を過度に制約することにつながるのであれば問題があります。

 

このバランスが難しいと思います。

 

皆さんはどのように考えますか?

 

池宮彰一郎「最後の忠臣蔵」

池宮彰一郎の「最後の忠臣蔵」を読みました。

この作家は、「四十七人の刺客」という作品が有名ですね。

確か映画化もされたような気がします。

 

この作品も、忠臣蔵を描いた作品ですが、吉良邸討ち入りの後に、1名いなくなった浪士のその後の人生を描いた作品です。

 

その1名いなくなった浪士が、大石内蔵助からの密命を帯びて、討ち入りの詳細を各方面に伝えるとともに、赤穂藩の旧藩士の生活の支援を行う姿を描いています。

 

ある意味、吉良邸討ち入りの後の忠臣蔵を描いており、新鮮でしたね。赤穂藩の旧藩士の状況や討ち入りに対する世間の評価なども興味深かったです。

 

興味のある方は読まれてはいかがでしょうか?

 

重松清作「十字架」

作家の重松清の「十字架」を読みました。

この作家は、「流星ワゴン」、「定年ゴジラ」、「とんび」のほか、有名な作品が多くある最近人気のある作家の一人です。

私もこの作家の本は比較的多く読んでいると思います。

 

今回の作品は、「いじめ」をテーマとした小説です。

ただ、いじめで自殺した少年の受けたいじめではなく、自殺した少年の遺書に「親友」と名指しされた生徒のことを中心に描いています。

 

遺書で親友と呼ばれた生徒は、実は親友といえるほどの関係ではなく、クラスのいじめをただじっと見ていただけの存在でした。

 

その生徒の心の葛藤、自殺した生徒の家族の悲しみとその家族との交流、そしてその生徒の大人への成長と心の成長などを描いています。

 

いじめの問題について、いじめそのものではなく、違う視点から描いていますが、いじめ問題について本当に考えさせられる素晴らしい作品だと思います。

 

私は、この作品は、ぜひ多くの人に読んでいただけたらと思います。

皆さんにお勧めしますので、興味のある方は読まれてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

百田尚樹「黄金のバンタムを破った男」

作家の百田尚樹の「黄金のバンタムを破った男」を読みました。

この作家は、「永遠のゼロ」、「ボックス」などで最近非常に人気のあるベストさラー作家です。

また、他方で、「探偵ナイトスクープ」の放送作家をしていたことでも有名です。

 

この作品は、1960年代に活躍した世界チャンピオンの「ファイティング原田」を描いたノンフィクション作品です。

 

当時の日本の社会を背景して、ボクシングやファィティング原田の魅力を描いた素晴らしい作品だと思います。

 

皆さんにお勧めします。

 

4県会in山口!!

10月の12日、13日で山口県に旅行に行きました。

 

メンバーは、自治大学校に行っていたときの4人の仲間です。

愛知県、兵庫県、新潟県、山口県で毎年各県を交代で旅行しており、10年以上続いています。

 

今回は山口県で、萩と仙崎などに行きました。

1日目は、新山口駅に集合のあと、萩で、萩八景を舟で周遊したり、桂小五郎の生家など長州藩の幕末の志士のゆかりの場所を観光しました。

夜は、萩の温泉ホテルで宴会!!

 

2日目は、長門の仙崎に行き、青海島巡りや童話詩人の金子みすゞの記念館などを巡りました。

天気も最高で、久しぶりにゆっくりできたような気がします。

 

来年は新潟で集まる予定です。

 

借地契約と建物の増改築禁止特約について

今日は、借地上の建物についての増改築について考えてみたいと思います。

 

まず、基本的には、建物所有目的で借地契約をした場合、契約の範囲内であればどのような建物を建てるかは自由です。

これと同様に、その後増改築をする場合にも、原則として契約の範囲内であれば自由に行うことができます。

 

しかしながら借地契約に「増改築禁止」特約がつけられていることがあります。

これは建物の増改築によって法律上借地期間が延長されたり、底地の価格に影響を及ぼしたりすることがあるため、地主にとって不利益になる可能性があることから、特にそのような制限をもうけたものです。

 

このような特約がある場合には、基本的には地主の承諾を得なければなりません。では地主の承諾なしに借地人が勝手に増改築してしまった場合はどうなるのでしょうか。

この点、地主が無断増改築を理由に借地契約を解除したケースにおいて、最高裁判所昭和41年4月21日判決は、「増改築が借地人の土地の通常の利用上相当であり、土地賃貸人に著しい影響を及ぼさないため、借地人に対する信頼関係を破壊するおそれがないときは、地主は特約に基づく解除はできない。」として、借地人を救済しました。

 

しかし反対にいうと、増改築が地主に著しい影響を及ぼす場合は借地契約が解除されるということであり、実際に契約解除を認めた判例もあります(東京地方裁判所昭和36年6月9日判決)。

 

このように見てくると、増改築禁止特約がある場合はもちろん、そのような特約がない場合にも、地主にきちんと説明して承諾を得た方がよいということになります。

 

これに対して、どうしても地主の承諾が得られないという場合もあります。そのような場合には「増改築許可の裁判」という方法があります。

 

これは「増改築を制限する旨の借地条件がある場合において、土地の通常の利用上相当とすべき増改築につき当事者間に協議が調わないときは、裁判所は、借地権者の申立てにより、その増改築についての借地権設定者の承諾に代わる許可を与えることができる。」(借地借家法17条2項、借地法8条ノ2)との規定に基づくものであり、「借地非訟」と呼ばれているものです。

 

そして、この裁判所の許可があれば、地主の承諾がなくても、適法に増改築をすることができます。

ただ、裁判所は許可する場合、地代の増額、承諾料等の付随措置を併用して当事者間の利益の調整を図っており、承諾料は更地価格の数%が一般と言われています。

 

借地など不動産を巡る法的なトラブルでお悩みの方は、どうぞお気軽に当事務所までご相談ください。

平野国美「看取りの医者」

平野国美の「看取りの医者」を読みました。

 

この作家は、医師で、終末医療の訪問医療に携わっており、この本は、その「看取り」の現場を描いた作品です。

 

病院ではなく、自宅で家族に看取られながら死にたいという希望をかなえて、訪問医療を続けていく姿を実話に基づいて描いくとともに、自宅で看取るという過程での、悩みながらも、感動的な家族のかたちや家族の愛について考えさせられる作品でもあります。

 

 

お薦めしますので、皆さんも読まれてはどうですか?

 

 

 

 

播磨アルプス!!

皆さんは、「播磨アルプス」ってご存じですか?

 

播磨アルプスは、高砂市の鹿島神社を囲むような形で、200~300mの山が連なっているコースです。

全体を縦走すれば、概ね5時間から6時間かかり、アップダウンもあるので、そこそこの運動量になります。

 

日曜日に友人とJR曽根駅に10時ぐらいに集合して登ってきました。

 

当初予定していたコースは、概ね次の通りです。

JR曽根駅(10分)豆崎登山口(25分)豆先奥山(45分)百間岩(35分)鷹ノ巣山

(45分)高御位山(50分)北山奥山(30分)峠登山口(30分)JR宝殿駅

 

ただ、このコースは、岩場が多く眺望も素晴らしいのですが、樹木が少ないので日光を遮るものがなく、またアップダウンも結構あるため、本当に暑かったです。

 

そのため、水分が途中で切れてしまい、コースの最高峰の高御位山(約300m)から一気に下りてきました。

 

縦走コースを少し残してしまったのが残念ですが、いい運動になった山登りでした。

 

本当に暑く、下に着いた瞬間、自販機でスポーツ飲料を2本一気飲みしました。

 

その後、ビールはもちろん!!

 

法人罰について

先日、107人が死亡したJR福知山線の脱線事故で、業務上過失致死傷の罪で強制起訴されていたJR西日本の歴代3人の社長に神戸地裁で「無罪」が言い渡されました。

 

検察が起訴した元社長の裁判と今回の裁判を通じて「誰の責任も問うことはできない」という結論が示されたことになります。

遺族や専門家からは、個人しか処罰できない今の刑法は時代にあわなくなっていて、事故の再発防止につなげるために企業を処罰する「法人罰」を導入すべきだという声があがっています。

 

今回は、法人罰について考えてみたいと思います。

 

「法人罰」は企業などが「犯罪」といえる事故などを起こした時に巨額の罰金や解散命令などの刑事処罰をするものです。

 

被害者の処罰感情に適切に応えられるようにするという意味合いもありますが、最大の狙いは企業を刑罰の対象に含めることで企業に一層の安全対策を促し、社会全体の安全を高めることです。

 

例えば、原発事故を起こした東京電力の場合、仮に法人罰があって「事故を起こせば会社が存亡の危機に直面する」という強い危機感があれば、過去の巨大津波の研究結果をより深刻に受け止めて防潮堤を高くしたり、電源喪失に備えたりする対策が取られていた可能性がある、導入を求める人たちはそう指摘します。

 

この法人罰の考え方はヨーロッパで急速に広がっています。

 

これに対して、法人罰を設ければ、事故の原因究明について企業側の協力を得にくくなり、結果として事故の再発防止には必ずしもつながらないのではないか、というのが慎重、反対派の考えです。

 

最も優先すべきことは事故の真相を解明して再び起こらないようにすることです。

法人罰によって企業が事故調査に非協力的になる恐れは否定できません。

一方、企業を被告とする刑事裁判が行われれば個人裁判と違って企業の構造的問題まで踏み込んだ審議が行われ、事故原因の解明につながるという考え方もあります。

必ずしも対立する概念ではなく、どうバランスをとるかが問われているのはないでしょうか。

 

私は、基本的には法人罰の導入には賛成です。

 

皆さんはどにょうに考えられますか?

 

法的なトラブルでお悩みの方はどうぞお気軽に当事務所までご相談ください。

 

 

神戸山手法律事務所の新体制②

先日のブログで、10月1日より岡田弁護士が独立したことを紹介しましたが、本日、事務所のプレートを新しくしました。

 

弁護士は一人となりましたが、心機一転、前を向いて一歩ずつ進んでいきます!!

 

また事務所のHPもリニューアルしました。

 

これからもよろしくお願いします。

 

 

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