9月2013

松本清張「ゼロの焦点」

松本清張の「ゼロの焦点」を読みました。

この本を読むのは数十年ぶりだと思いますが、全くストーリーを忘れていました。

 

この本自体は昭和30年前後が舞台だと思いますが、時代背景は大きく違いますが、現在読んでも本当におもしろいですね。

 

ジャンルは推理小説ですが、その枠では収まらないおもしろさがあります。

 

 

さすがは松本清張という感じです。

 

名作ですので、読んだことのある方も多いと思いますが、一度、読み直してはいかがですか。

また読んだことのない方は、お薦めしますので読まれてはどうでしょう。

 

自転車事故と損害賠償責任について

先日、当時小学校5年生だった少年(15)が乗った自転車と歩行者との衝突事故をめぐる損害賠償訴訟で、神戸地裁が少年の母親(40)に約9500万円という高額賠償を命じる判決がありました。

 

今日は、この判決をもとに、自転車の事故と損害賠償責任について考えてみたいと思います。

 

今回の事故は、新聞報道によると、午後6時50分ごろ、神戸市北区の住宅街の坂道で、当時11歳だった少年が帰宅途中、ライトを点灯しマウンテンバイクで坂を下っていたところ、知人と散歩していた女性に気づかず、正面衝突したというものです。

女性は突き飛ばされる形で転倒し、頭を強打し、一命は取り留めたものの意識は戻らず、4年以上が過ぎた今も寝たきりの状態が続いているということです。

 

裁判で女性側は、自転車の少年は高速で坂を下るなど交通ルールに反した危険な運転行為で、母親は日常的に監督義務を負っていたと主張し、計約1億590万円の損害賠償を求めました。

これに対して、母親側は少年が適切にハンドル操作し、母親もライトの点灯やヘルメットの着用を指導していたとして過失の相殺を主張していました。

 

しかし、神戸地裁は、少年が時速20~30キロで走行し、少年の前方不注視が事故の原因と認定したうえで、事故時はヘルメット未着用だったことなどを挙げ、「指導や注意が功を奏しておらず、監督義務を果たしていない」として、母親に計約9500万円の賠償を命じる判決を行いました。

 

今回賠償額が高額となった主な内訳は、①女性の将来介護費が約4000万、②将来の逸失利益が約2200万、③慰謝料が約2800万などです。

 

自転車については、運転者に交通ルールを守る意識が低い者も多く、無謀や危険な運転による事故が増加している言われています。

 

他方で、自転車の事故については、自動車と異なり、保険加入義務がないため、高額な賠償命令が出されるケースも多く、自己破産に至る例も少なくありません。

 

こうした悲惨な事故を防ぐためには、日頃から交通ルールを守った安全な運転を心がけるだけでなく、やはり万一の事故に備えて保険加入を促進すべきだと思います。

 

自転車や自動車など交通事故でお悩みの方は、当事務所までお気軽にご相談ください。

 

 

 

沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち」

沼田まほかるの「彼女がその名を知らない鳥たち」を読みました。

この作家の本は、「九月が永遠に続けば」という作品を読んで以来、2冊目ですね。

 

この作家はホラーサスペンスという分野の作品が多い作家です。

 

この作品は、同棲している男女の人間関係と以前女性が交際していた男性が行方不明になったことなどを巡るサスペンス小説だと思います。

あまり、ホラーの部分は強くないですが、確かにホラーといえば、ホラーですね。

 

ただ、僕には、正直、うーん・・・、あまり合いません。

 

まあ、興味のある方は読んで見られてはいかがでしょうか。

 

 

関学ロースクールの合格祝賀会!!

21日の土曜日に、今年の関学ロースクールの司法試験合格者の合格祝賀会がありました。

関学の合格者は、今年は34名で例年より少し多く、少しほっとしました。

合格祝賀会には、31名の合格者と教員などが参加し、大いに盛り上がりました。

 

私は、ゼミで教えた生徒や昨年度の授業で教えた生徒が多く合格しており、合格した学生の本当にうれしそうな顔を見て、良かったなと心から思います。

 

また、学生から「先生のお陰で合格できました!」と言われると本当にうれしいですね。

 

合格者の中には、3回目で合格した生徒もいて、これまでの頑張りを見ているだけに、喜んでいる姿を見ると、本当に感無量でした。

 

本当に365日朝から晩まで勉強づけで、努力した賜だと思います。

合格者の皆さん、本当におめでとうございました!!

 

また、今年は残念ながら合格できなかった学生も多くいますが、来年度はきっと合格できることを祈っています。

 

 

 

 

公正証書遺言の証人について

公正証書遺言を作成する際は、証人(立会人)が二人必要です。

 

この証人は、未成年者や推定相続人などはなることができません。

また、原則は遺言者が証人を用意することになっています。

 

そこで、公証役場より証人を用意するように言われると、知人や親戚に頼む人が多いようです。

知人や親戚であれば、場合によってはタダでなってくれて経済的負担がなくてすむでしょう。

 

ただ,これでは反対に、後日トラブルとなることがあります。

それは、証人となった知人や親戚から、遺言内容が漏れやすいということです。

 

それと、偏った公正証書遺言の証人が他の相続人から非難を受ける可能性もあります。

 

このようなトラブルとならないように、公正証書遺言作成時の証人は、弁護士など法律専門家に依頼した方が安心です。

 

弁護士には守秘義務があります。

遺言内容を漏らしでもしたら自分が仕事を止めなければならなくなってしまいます。

 

遺言作成を依頼した弁護士になってもらうか、公証役場に証人を紹介してくれるよう依頼することです。

公証役場紹介の証人の場合、多くは司法書士等で、報酬は1人10000円が相場のようです。

 

当事務所では,公正証書遺言の作成の場合,証人2名は,当事務所で用意をさせていただいています。

1名は私で,もう1名は当事務所の事務員など遺言作成者と全く利害関係のない者を用意しますので,どうぞ安心してください。

 

遺言や相続でお悩みの方はどうぞお気軽に当事務所にご相談ください。

 

 

筆界特定制度とは

皆さんは、「筆界特定制度」というのをご存じですか?

 

筆界特定制度とは,土地の所有者として登記されている人などの申請に基づいて,法務局の筆界特定登記官が,外部専門家である筆界調査委員の意見を踏まえて,現地における土地の筆界の位置を特定する制度です。

 

まず、「筆界」とは,土地が登記された際にその土地の範囲を区画するものとして定められた線であり,所有者同士の合意などによって変更することはできません。

 

これに対し,一般的にいう「境界」は,筆界と同じ意味で用いられるほか,所有権の範囲を画する線という意味で用いられることがあり,その場合には,筆界とは異なる概念となります。

筆界は所有権の範囲と一致することが多いですが,一致しないこともあります。

 

そして、「筆界特定」とは、ある土地が登記された際にその土地の範囲を区画するものとして定められた線(筆界)を,現地において特定することです。

新たに筆界を決めるものではなく,調査の上,登記された際に定められたもともとの筆界を,筆界特定登記官が明らかにすることです。

 

筆界の特定にあたっては、筆界調査委員という専門家が,これを補助する法務局職員とともに,土地の実地調査や測量などさまざまな調査を行った上,筆界に関する意見を筆界特定登記官に提出し,筆界特定登記官が,その意見を踏まえて,筆界を特定します。

 

一般に、筆界特定制度は、裁判よりも迅速にトラブルを解決することができ,費用負担も少なくてすむというメリットがあります。

 

なお、筆界特定の申請は、対象となる土地の所在地を管轄する法務局に対して行います。

 

土地の筆界や境界など不動産のトラブルでお悩みの方は、どうぞお気軽に当事務所までご相談ください。

 

横山秀夫「第三の時効」

横山秀夫の「第三の時効」を読みました。

この作家は、警察小説で有名な作家ですね。

僕は、警察小説ではないですが、日航機墜落事故を描いた「クライマーズ・ハイ」が印象に残っています。

 

この本は、この作家の代表作で警察小説の短編6話を集めたものです。

どれもおもしろかったですね。

事件解決の推理だけでなく、警察官の人間模様にも引きつけられて一気に読めました。

 

短編集なので、電車とかで読むには、いいと思います。

 

お薦めしますので、皆さんも一度、読まれてはどうでしょうか?

予備的遺言について

遺言には,予備的遺言、補充的遺言と呼ばれるものがあります。

 

例えば、「第1条 不動産全部は長男○○に相続させる」という遺言があったとします。

 

しかしその後、長男が遺言者より先に死んだとしましょう。その際、不動産はどうなるかです。

自動的に長男の妻や子供たちが相続することにはなりません。

 

不動産についての遺産分割協議が必要になるのです。

そこで、このようなことにならないように、前もって、遺言の中に「長男が遺言者より先に死亡した場合は、長男の妻▲▲に遺贈する」としておくことができます。

 

このような遺言を予備的遺言といいます。

そうすることにより、遺言の書き直しや遺産分割が必要ありません。

 

なお,公正証書で,予備的遺言を記載する場合には,予備的遺言に入れる者の名前、生年月日、住所、遺言者との続き柄などが分かる書類(住民票や戸籍謄本等)が追加で必要となります。

 

遺言や相続でお悩みの方は,当事務所までお気軽にご相談ください。

 

 

海野碧「迷宮のファンタンゴ」

海野碧作の「迷宮のファンタンゴ」を読みました。

この作家は、第10回日本ミステリー文学大賞新人賞を「水上のバッサカリア」という作品で受賞した作家です。

デビューは50歳という女流作家らしいです。

 

この作品も推理小説とサスペンス小説の両方の要素を持つ長編小説ですね。

読みやすいところはいいのですが、少し場面や背景の説明が長く、それがストーリーのテンポを悪くしているような気がします。

 

読みやすい本ですので、興味のある方は読まれてはいかがでしょうか。

 

長良川温泉と鵜飼!

土日に岐阜に一泊二日で行ってきました!

私が県庁時代に行った自治大学校のOBの集まりでした。

 

岐阜県の人が幹事で、岐阜城に行った後、長良川で遊覧船で鵜飼いを見ました。

近くで、鵜飼を見るのは初めてでしたが、幽壮な感じでとても良かったですね。

 

「おもうしろうて やがてかなしき 鵜舟かな」(松尾芭蕉)

 

その後は、長良川温泉でゆっくりとして、宴会で大いに盛り上がりました。

 

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