遺言の掟8か条~第八条!!

遺言を書く場合に、注意すべき点が何点かあります。
これから、「遺言の掟8か条」として遺言を書く際の注意点やアドバイスをしてきたいたいと思います。
 
今回は、「第八条」です。
第八条 「遺言書の存在を知らせるべし!」
 
せっかく作成した遺言書であっても、遺言者の死亡後に相続人や受遺者が遺言書の存在を知らなかったら何の意味もありません。
 
よって、作成後には、遺言書の存在を信頼できる人(相続人、受遺者、遺言執行者など)に知らせておく必要があります。
実際は、遺言書を作成する際にも、推定相続人(または受遺者)と相談し、作成後にそのまま預けておく場合が多いのかも知れません。
 
ただ、遺言の内容をどうしても秘密にしておきたいときは、遺言者の死亡の事実を知りうる人の協力が必要です。
 
例えば、信託銀行の遺言信託では、公正証書遺言を信託銀行で預かって、通知人を事前に決めておきます。
遺言者死亡の際は、通知人から信託銀行へ報告が来るようになっています。
恐らく、通知人の多くは相続人か受遺者でしょう。
 
自分ひとりでこっそりと自筆遺言書を作成し、誰も見つけてくれない秘密の場所に隠しておいては、書いた意味がありません。
一方、遺言公正証書では、平成元年以降、遺言を作成した年月日、公証役場等のデータをオンラインで検索できるようにしています。
 
ただ、遺言を公証役場で作った事実だけは、相続人等に告げておく必要はあります。
遺言者死亡後に限り、相続人から調査依頼ができます。
 
できれば、「エンディングノート」にも、遺言書の存在を記載しておくのが、遺言者の最低限の義務かも知れません。