上手な遺言の書き方

今回は、上手な遺言の書き方について考えたいと思います。
 
初めて遺言を書く場合、なかなか何をどのように書いたらいいのかわからないと思います。
そこで、今日は、上手な遺言の書き方として5つのポイントを挙げたいと思います。
 
1.遺言書には、すべての財産をモレなく記載する
一部の財産しか書いていなかったり、モレていたりすると、あらためて分割協議をしなければならなくなり、そのことがモメる原因にもなります。
書く前に、財産を調べて整理しておくことや、財産を分けやすくしておく等の準備がある程度、必要になります。
 
 
2.遺留分に注意する
遺言書を書くことによって、遺言者の思いに沿った財産の分け方ができますが、忘れてはならないのは「遺留分」です。
遺留分を無視した遺言書をのこしたために、かえってトラブルになったケースも少なくありません。
 
 
3.遺言の内容によって、遺言執行者を指定することも必要
遺言を適正に、そして、確実に実現させたいときには、遺言執行者を指定しておくことが有効です。
遺言執行者は、遺言を執行するための一切の権限と義務をもっていますので、遺言事項をスムーズに執行させたい場合には、遺言書で遺言執行者を指定しておくことをお勧めします。
 
 
4.納税のことも考えた遺言をする
財産をのこすときには、税金のことも考えて遺言することが大切です。
納税資金が不足するときには、現金預金や生命保険も相続させることも必要になるときがあります。
 
 
5.財産の分け方などについて、遺言者の思いを伝えておく
遺言は、財産分けのためだけに書くものではありませんが、遺言者の最終の意思として気持ちを伝えることで、より理解を得ることができますし、多少の不満があったとしても、遺言者の意思は尊重されます。
 
 
遺言する場合には、上記の点について十分留意して作成しましょう。
上記のポイントを全く考慮せずに遺言書を遺したために、逆に争いの種を残すことになったケースもみられますので、せっかく作った遺言を活かすためにも、上記の5つのポイントは非常に重要です。